R4.1.22 野伏ヶ岳 山スキー 西澤

野伏ヶ岳 山スキー報告書

山行日 : 2022122日(土曜日)

メンバー :西澤

8:35 白山中居神社出発 1000和田山牧場址 1235山頂 1455駐車場着

白山中居神社駐車場には4台ほど、その先の橋の袂には2台の駐車スペースで1台空いていたのでそこへ駐車。高気圧のど真ん中で空は快晴、真っ青である。近年に比べると今年は圧倒的な積雪量となっている。先行者のトレースがあり大変有難い。

出発時間が遅かったので、先行パーティーにはなかなか追い付かない。

先行者はスキーの跡が2名分は確認でき、そのほかに複数名のスノーシュー跡が確認できる。標高1000m付近でスキーヤーのトレースとスノーシューのトレースが分離、スキーヤーは和田山牧場へ直登するルートだが、スノーシューはそのまま林道を進んでいる様である。

1000に和田山牧場に到着、トレースはあるが誰一人見当たらない。ここからは野伏ヶ岳、薙刀岳の山頂が望めるが、野伏ヶ岳の山頂から東尾根に掛けて雪庇が続いておりこの時点では山頂は無理かもしれないと感じる。少々休憩してダイレクト尾根方面へ向かう。

トレースは緩やかな登りのコースを行っており、少々大周りにはなるが大変登りやすいルートで助かった。

ダイレクト尾根に到達し、尾根を暫く登っているとスノーシューの2名のパーティーが休憩しており追い付いた。なんと偶然にもその2名は同じ会社に勤務するの同僚であった。

出発時間を尋ねると、出発準備をしている間に先行のスキーヤーが7時頃に出発、同僚の2名は730頃の出発だそうである。少し会話を交わして2名が準備をしていると先行したが、私の方がペースが早かったので追い抜いて行った。樹林がまばらになってくると更に5名の先行者が見える。トップはスキーヤーでその後にはスノーシューの登山者が続いている。

結局この日に確認できた入山者は2名のシューシュー登山パーティーが2組、単独のスノーシュー登山者1名、スキーヤー3名は全て単独で合計8名だったと推定される。

トップのスキーヤーがどこまで行くのか気にしながら登っていくと、トップのスキーやは雪庇に辿り着き、雪庇を削り落としてクリアしてしまった。後続の登山者たちも跡を追って頂上を目指して登っていく。

 

私の前を行く1名のスキーヤーはペースが遅く、トレースの様子からスノーシューのメンバーに追い越された様で、私も追い付いた。岐阜市在住で北海道から移住されたそうである。

雪庇をクリアして尾根に出ると思いのほか風が強く、速やかに上着を着用する。風が結構あるので尾根筋の雪面はかなり荒れており、当初計画していた東尾根の滑降は少々困難がありそうである。

尾根から山頂に向かっておると、トップのスキーヤーが既に滑降してきた。山頂は風があるので長居はしていない様である。山頂に到着するとスノーシューの登山者が3名居る状態、風があるので写真撮影して直ぐに滑降準備に入る。

山頂のパノラマです。

220122 野伏ヶ岳山頂 – YouTube

少し東尾根を降るが雪面コンディションが良くないので、谷へ滑り込んでみる。谷も風で飛ばされた粉雪で上々の雪質とは言えないが、雪面の荒れ具合はそれほどでもないので、滑降はこちらの方が楽である。

20220122 野伏ヶ岳 – YouTube

樹林の方まで滑降してから、昼食タイムとした。昼食を終えたタイミングで、途中で追い越したスキーヤーが私の跡を追って来た。春の雪がしまった状態であれば林道付近から右折するが、今日は雪が深いので林道方面には滑降できそうになる。そのまま牧場の平坦地方面へ降りてから、シールを取付け登り返しとなった。

シールを付けているとトップのスキーヤーが牧場を歩いて戻ってくるのが見えた。またまた戻り路もトレースを付けて頂く結果となった。

牧場の端からは滑走に戻るのでトップのスキーヤーがシールを外しているところで我々が追い付いた。トレースの感謝を伝え話を聞くとトップのスキーヤーは尾根から北斜面へ降りたそうである。北斜面の上部はまずますであったが、下の方は雪が重くなっていたそうである。

牧場からは林間の滑降となるが、林間は直射日光が当たらないので雪は腐っておらず快適に戻ることが出来た。