平成26年3月24日(月)烏帽子山個人山行報告書 富田

 

犬山山岳会 山行報告書
個人山行 
企画者
T田
山名
岐阜県揖斐川町 烏帽子山
標高差
単純標高差750m
山行形態
雪山日帰り
山行期間
2014年3月24日(月)
出発時刻
犬山4:45発 
天候
快晴無風
メンバー
T田他会員外1人
交通
自家用車1台
行動報告(登山行程)
* 経過時間大略*
07:13揖斐川町川上(池の又林道)椀戸谷入口出発 → 8:25椀戸谷林道終点(尾根取り付き)→ 10:55ジャンクションピーク → 12:33烏帽子山山頂13:40 → 15:00ジャンクションピーク → 17:30椀戸谷入口戻り
*途中に休憩あり
出発点は揖斐川町坂内川上の椀戸谷入口から入り、椀戸谷林道を最終地点まで行って尾根に取り付くアプローチとした。林道は入口から雪に埋まっていたが林道上の雪は比較的しまっていたのでワカン/スノーシューなどの装着なしで歩けた。
尾根に取り付いてからもスノーシューのトレースがあったのでそこを歩けば極端に沈むことも無かったので、ジャンクションピークから南に延びる主尾根上までは“つぼ足”で上がれた、そこからは先はさらに積雪が増加して沈み込みも大きくなりつつあったのでワカンを装着した。
尾根を上がりきると展望抜群の3方向へ分けるピークがあって、下から続いてきたトレースは左方向の高丸へ向かっていた。
ジャンクションピークから右へ烏帽子だけに向かう尾根上にはほとんどのところに結構な雪庇が張り出して山頂まで続いていて、上から見ると天気も良いし綺麗な雪稜線に見えるのでその上を漫歩したくなる衝動に駆られたが、我慢して歩きにくいブッシュ木立の出ている端を歩かざるを得なかった。
山頂直下は急斜面となりストックでも登れないことはなさそうだったが、ストックではなんとなく頼り無かったので念のため上り下りはストックをピッケルに替えた。
白銀の山頂独り占め奥美濃の山々白山迄大展望、快晴無風静寂でゆっくりスコップで穴掘りベンチで昼食休憩のあと下山した。
椀戸谷林道終点まで戻りその先少し戻ったところで、往路では無かった土砂混じりの多量のデブリが発生していて、安全状況確認とそのトラバースに慎重を要した。
今回はスノーシューも持ってきていたがこの辺り残雪期に入りつつあるので薮が出ていることを予想しスノシューは車においてワカンにしたが、全行程まだ雪が薮を完全に押さえ込んでいて、実歩行時間8時間スノーシューにした方が楽だったかと思った。
終日人影の無い山行だった。
 

烏帽子の名前の付く山は沢山ありますが、この烏帽子山は岐阜県の揖斐川町にあって開かれた一般登山道のある山ではないので、奥美濃(岐阜)の山好きでないとローカルでマイナーな余り知られないところかと思います。ジャンクションピークから左に分けるとやはり奥美濃の山好きなら知る人ぞ知る高丸(黒壁)がありその向こう隣には誰も知る夜叉が池/三周ヶ岳があるというロケーションです。
 
左からこの稜線を行く→中央より右のピークが烏帽子山
 
 
左高丸(黒壁)、右三周ヶ岳
 
 
 
帰路林道に出たところで土砂混じりのデブリが発生していた

 

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