R4.6.18-19 岳連確保技術講習
愛知岳連の確保講習を受講してきました
初級コース受講 清水所感
●ロープ・カラビナ・スリング・ハーネスの種類・特徴・装着、ロープワークは二本のロープの連結の仕方と基本的な結び方、支点の作り方でした
●それぞれの道具の説明を丁寧にしていただいたので分かりやすく納得できました。
結び方は名前を覚えるのも大変なので頻繁にやる機会があればなぁと。
〇今日は実践はできなかったけど大変ためになりました。皆さんも参加されるといいと思います。
上級コース受講 増田所感
●肩がらみ制動からロープワーク。便利で使えそうな結びをたくさん教えてもらい、状況に応じたくさんの選択肢がある事を教えていただきました。
ただし、結びは確実に自分のものにできているものしか使えないので、実戦で使いたいものを重点的に練習してきました。
主任講師の高木さんの溢れ出さんばかりの知識。結びはもちろん、私が使用している道具の素材から、その長所短所。他にもこういった道具がある。といった話は大変参考になりました。
●リードで登っての支点構築からセカンドビレイの準備。及びセカンド墜落時の対処。
「実際にやってみてください」と、私が一番手でご指名いただいたので、普段通りのマルチピッチ作業をやってみました。
私のやり方はおそらく標準的だと思っていたのですが、メインロープでのセルフの取り方について、より安全な方法をご指摘いただきました。他にも数点、他の選択肢も教えていただきました。
当たり前だと思っていた作業のひとつひとつ。その意味合いを深く考えていませんでした。 ありのままの自分の作業を見てもらって、ご指摘いただけたのはラッキーだったと思います。
メインロープでの支点構築もやったことがなかったので、ギアの残りが少ない時は有効だと思いました。
●セカンドの自己脱出。トップ墜落時
備忘録がてら文にしてみます。
ATCでリードの墜落をとめる。
ATCを左手でつかみロック。メインロープのATCより後ろ部分、ATCつけてるビナを通し、ハーフヒッチハーフヒッチで仮固定。これで両手離して作業できる。
メインロープにクレイムハイスト&ビナからスリング、支点にもカラビナで、そのスリングでビナに2巻き、そのままスリングに巻きつけ最後にスリングの間に通す(マリナーノット)
ATCの仮固定を解除。徐々にクレイムハイストとマリナーノットの支点にテンション移行。クレイムハイスト付近にスリップノット。これで自己脱出。
●登り返し
アッセンダーでの登り返し。
懸垂下降時、宙吊り時の登り返しにはマッシャーにビナスリングでもいいが、バルトダンも有効。
●ナチュラルプロテクション。カムやナッツ
中間支点のとりかた。カム1ピン目でのオポジション
〇自己脱出や懸垂の登り返しは、未だそういった状況に遭遇した事はありませんが、リード、フォローともに必須の技術だと思われます。
熱い講師陣と受講生たちで熱気ムンムンの講習会でした。私も前のめりぎみに受講してまいりましたので、はやく会の方にフィードバックさせていただきたいです。
できるだけはやく。とにかく記憶が鮮明なうちに